【新聞ウォッチ】「あるある大事典」、産経も痛烈批判

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【新聞ウォッチ】「あるある大事典」、産経も痛烈批判
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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2007年1月23日付

●名古屋談合、高速道も 公取、強制調査へ 昨年3月 地下鉄と同じ手法(読売・1面)

●社説:番組捏造、問われるメディアの基本(産経・2面)

●国内強化苦肉の「軽」 日産、4車種目はスズキOEM(産経・8面)

●三菱自もエタノール車、ブラジルで(産経・8面)

●後を断たぬ高速逆走、事故防止へ警告システム(産経・28面)

●新日石、韓国SKと提携、開発販売、アジア戦略で協力(東京・1面)

●「あるある」打ち切りへ データ捏造 関テレ経営陣の責任焦点に(東京・26面)

●三菱重が自動車用電池、業種超え開発競争加速(日経・1面)

●自動車のCO2削減、EU義務付けへ 日本勢、対策必要に 1995年比35%(日経・1面)

●米、エタノールへ転換加速 自動車産業や農業に影響も(日経・6面)

ひとくちコメント

フジテレビ系の情報番組『発掘! あるある大事典 II』(関西テレビ制作)が虚偽のデータなどを使って納豆のダイエット効果をぶち上げた番組捏造問題が波紋を呼んでいる。

単独スポンサーの花王が番組提供を降りることを決めたほか、きょうの産経でも社説の「主張」で「問われるメディアの基本」と題して「メディアとして絶対にあってはならない話」と、厳しく糾弾している。産経とフジテレビは同じグループだが、「これでは報道機関としての看板をおろした方がよいのではないか」とまでに痛烈に批判。テレビ媒体と一線を画す姿勢が興味深い。

それにしても最近のテレビ番組にはデータ捏造や「やらせ」が後を絶たない。ドラマにしても番組を提供するスポンサーの意向を反映したGMと紛らわしい“パブドラ”が目立つようになった。新聞や雑誌にも“パブ記事”が多くみられるが、紙媒体に比べるとテレビの影響力は計り知れないほど大きい。われわれ視聴者もいい加減な番組に惑わされない冷静な判断力が求められている。

《福田俊之》

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