中央道の多重衝突で13人を書類送検

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2006年9月、長野県阿智村内の中央自動車道下り線で、大型トラックや乗用車など17台が多重衝突し、16人が死傷した事故について長野県警は19日、死亡者3人を含む13人を業務上過失致死傷や道路交通法違反(安全運転義務違反)容疑で書類送検した。

長野県警・高速隊によると、問題の事故は2006年9月14日未明に発生した。阿智村駒場付近の中央自動車道下り線で、大型トラックがカーブを曲がりきれずに側壁に衝突。2車線を塞ぐ横向き状態で停止したところに後続の車両16台が次々と追突する多重衝突事故に発展した。事故に巻き込まれた車両の多くが大破し、5人が死亡。11人が重軽傷を負っている。

当時、現場付近は雨のために最高速度70km/h規制となっていたが、多くの車両は車間距離を保持しないまま75-100km/h程度の速度で走行。カーブの先(死角)に事故車が立ち往生していたため、減速が遅れて次々に衝突していた。

警察では事故の状況を調べてきたが、「後続の車両が制限速度を守り、車間距離をきちんと保持して走行していれば被害は最小限に抑えられた」と判断。純然たる被害者は4人のみで、死者を含む13人ついては何らかの責任が生じているとして、業務上過失致死傷で3人、業務上過失傷害で8人、道交法違反で2人を書類送検した。

《石田真一》

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