スズキの鈴木修会長は25日、東京で記者会見し2007年の生産・販売見通しなどを発表した。注目の軽自動車は前年比4%減の58万5000台としている。
スズキは総市場を195万台と想定しており、シェア30%の確保を念頭に販売見通しを示した。
ライバルのダイハツ工業は今年の軽販売計画を3%増の62万台としている。3月までの06年度ベースでも首位が入れ替わるのが確実となった。
鈴木会長は「よそさんはかなり大きな計画を出しているが、生産能力もないし当初から計画通りにやりたい」と、マイペースで臨む考えを強調した。
国内はこのほか登録車が7%増の9万台と、3年連続での過去最高更新を目指しており、合計では3%減の67万5000台の見通し。
一方で海外はインドやパキスタン、カナダのGM(ゼネラルモーターズ)との合弁工場などで生産拡大が計画されており、13%増の167万5000台を計画している。世界販売は8%増の235万台と、昨年と同じレベルの伸び率を見込んでいる。