【D視点】台所のフェラーリ返上!!…599

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 スカリエッティのGTバージョン

2006年2月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアムを飾った『599』が、10月3日に、フェラーリの日本総代理店、コーンズの本社(東京)で発表された。

599はピニンファリーナのデザインによる、12気筒エンジンをフロントに搭載したベルリネッタクーペ、往年の同系列モデル『250MM』、『250GT SWB』、『275GTB』、『365GTB4』そして直近の『575Mマラネロ』を引き継ぐフラグシップカーと位置づけられている。

フロントのデザインやサイドビューのシルエットは612スカリエッティに近く、最近の流行に沿ってわずかにウエッジさせている。サイド面は、612スカリエッティが大胆に削いだ凹面で個性を出していたのに対して、60年代のアメリカ車で流行った前後の立体が交差したように見せる複雑な面構成となっている。リアはフェラーリ伝統の4灯式丸テールランプからシンプルな2灯式丸テールランプにしている。

全体としては、既に2004年に発売されている4シーターの612スカリエッティのGTバージョンといった感じ。612スカリエッティのデザインの基本を守りながら、細部のデザイン変更で上手くスポーツイメージを表現している反面、オリジナリティーや美しさがスポイルされてしまったのは残念だ。

しかし、心配は無用。599のチャームポイントは、最高級エンジン、F1生まれのサスペンションやコントロールシステム、そして大幅な車両重量軽減等、卓越したパフォーマンスなのだから。

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《松井孝晏》

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