日産自動車から発売された軽自動車『ピノ』のインテリアは、ベースのスズキ『アルト』を基本としているが、シート表皮はピノ専用の素材が採用されている。
ピノの商品企画を担当した日産自動車 商品企画本部 工藤圭子さんは「ピノのシート表皮やドアトリムは、サイコロを並べたようなデザインを採用しています。さらに、サイコロの目は星型にし、その目を3・6・5・2・4と変則的に並べることで、365日24時間いっしょに輝くというデザイナーの願いを表現しています」
「シート表皮のカラーも暖かみのあるミルクキャラメル色で、柔らかいタッチのファブリックを使用しました」という。
確かにピノのシート表皮をよく見てみると、サイコロの柄のような模様が入っている。目の数までは、よく見ないとわからないが、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上げられている。
ベースのアルトはトランプのダイヤのマークのような、ひし形を組み合わせた賑やかなデザインを採用しているので、インテリアの雰囲気もアルトとピノではうまく差別化が図られており面白い。