国道で土砂崩れ、クルマ1台が埋まる 奈良

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1月30日朝、奈良県上北山村内の国道169号で、道路脇の斜面が大規模に崩壊。走行中のクルマ1台が土砂に埋まる事故が起きた。クルマには3人が乗っており、数時間後に救出されたが、全員の死亡が確認された。ほぼ即死の状態だったとみられている。

奈良県警・吉野署によると、事故が起きたのは1月30日の午前7時50分ごろ。上北山村西原付近の国道169号で、道路右側の斜面が高さ約35m、幅25mに渡って大規模に崩落。72歳の男性が運転する乗用車1台がこれに巻き込まれた。地元消防による救出作業が行われ、乗っていた3人は事故から数時間後に救出されたが、全員の死亡が確認された。

事故が起きた現場では1月に入ってから2回の斜面崩落事故が発生。このため国道を管理する奈良県は斜面側の1車線を封鎖し、鉄骨の柱の間に木材の板をはめ込んだ防護柵(高さ6m、幅30m)を設置。信号機も置き、片側1車線の交互通行を行っていた。

事故当時は4台のクルマが信号待ちの後に発進したが、先頭を走っていたクルマ(死亡した男性のクルマ)が現場に差し掛かったあたりで土砂の崩落が始まった。異変を感じたことから、1-2台目のクルマが直後に停止。バックで戻ろうとしたところ、突然大規模に崩落。逃げ遅れた1台目が埋まったという。路上に積もった土砂は、高いところで約2mもあった。流出量の特定はできていない。

警察では県の土木担当者から事情を聞き、事故の状況や道路の防護策が適切だったのかを調べる方針だ。

《石田真一》

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