日本石油輸送が発表した2006年4−12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比26.7%減の2億5800万円と減益だった。
原油価格の高騰による燃料コストの上昇やサービス面での企業間競争が激化したため、収益が悪化した。
売上高は同0.1%増の236億3900万円とほぼ横ばいだった。自動車輸送事業は石油製品の輸送が暖冬の影響を受けたものの、7月から水島地区で液化天然ガスの新規輸送を受注して順調だった。しかし、鉄道輸送は石油部門などが暖冬で灯油の輸送量が低調だった。
経常利益は同24.4%減の4億9800万円、当期純利益は同39.2%増の2億2100万円と大幅減益だった。
通期業績見通しも下方修正した。売上高は330億円を予想していたが320億円に下方修正したほか、経常利益は9億円から8億円、当期純利益は5億5000万円から4億5000万円にそれぞれ下方修正した。