住友ゴム連結決算…原材料価格高騰で大幅営業減益

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住友ゴム工業が発表した2006年12月期の連結決算は、天然ゴムなどの原材料価格高騰の影響で、営業利益が前年同期比26.3%減の367億8900万円と大幅減益となった。

売上高は同4.1%増の5340億8600万円と増収だった。タイヤ事業が海外市場を中心に販売が順調に推移した。

市販用タイヤはダンロップブランドでは静粛性の高いLE MANS『LM703』が好評だったほか、石油外資源を70%使ったエナセーブ『ES801』を投入するなど、積極的な営業を展開した。グッドイヤーブランドでは、スタッドレスタイヤICE NAVI ZEAを発売、拡販した。しかし、暖冬の影響もあって国内市販用タイヤ全体は横ばいだった。

新車用タイヤは国内自動車生産台数が輸出で好調だったため、順調に伸びた。海外市販用タイヤは、販売価格を値上げしたものの、東欧や中南米を中心に好調に推移し、中国でも現地生産品が順調に拡大した。

収益面では、原材料価格の高騰で収益率が悪化し、営業減益となった。経常利益は同18.8%減の389億4300万円だった。

ただ、当期純利益は、子会社SRIスポーツ上場に伴う株式売却益などの特別利益を計上し、同7.6%増の275億8500万円と増益だった。

2007年12月期の通期業績予想は、売上高が同3.0%増の5500億円、経常利益が同10.4%増の430億円、当期純利益が同27.5%減の200億円を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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