泥酔運転でガソリンスタンド突入男、起訴事実を認める

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2006年9月、和歌山県岩出市内の国道24号で、泥酔状態のままクルマを運転し、道路沿いのガソリンスタンドに突っ込む事故を起こし、2人を死傷させたとして危険運転致死傷などの罪に問われた62歳の男に対する初公判が14日、和歌山地裁で開かれた。男は起訴事実を認めている。

問題の事故は2006年9月3日午後に発生した。岩出市中迫付近の国道24号を走行中の乗用車が路外に逸脱。そのまま道路沿いのガソリンスタンドに飛びこみ、64歳の男性客と18歳女性アルバイト店員を次々にはね、さらには給油機1台をなぎ倒した。男性は収容先の病院で死亡。アルバイト店員の女性はクルマとの衝突時に右足を骨折、さらには倒壊した給油機から漏れ出したガソリンを浴びた直後に引火、上半身をやけどする重傷を負った。

クルマを運転していた男からは呼気1リットルあたり0.66ミリグラムのアルコール分を検出。当初は業務上過失傷害容疑で逮捕され、後に同致死傷として調べを進めていたが、起訴時点で罪状は危険運転致死傷に変更されていた。

14日に開かれた初公判で、男は起訴事実を全面的に認めた。続いて行われた冒頭陳述で検察側は「被告は事故の前夜と、事故当日の未明に日本酒を飲んで泥酔の状態だった」と指摘した。

また、被告自身による泥酔状態の認識についても「ガソリンスタンドへの進入事故を起こす直前、駐車場で電柱に衝突する事故も起こしており、この段階で正常な運転ができる状態ではないと認識できていたはずだ」として指摘。それにも関わらず運転を続けていたことも明らかにしている。

《石田真一》

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