路線バスの逸脱事故、原因は運転手の便意だった

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昨年8月、福岡県北九州市小倉北区内の国道3号で、西鉄バスが臨時運行していた路線バスが路外に逸脱して電柱に衝突。乗客20人が軽傷を負った事故について福岡県警は16日、このバスを運転していた34歳の男を業務上過失傷害容疑で書類送検した。

福岡県警・小倉北署によると、問題の事故は2006年8月6日夜に発生した。北九州市小倉北区高浜1丁目付近の国道3号を走行していた西鉄バスの路線バス(臨時便)が路外に逸脱して道路左側の歩道に乗り上げ、電柱に衝突。乗客39人のうち、20人が打撲などの軽傷を負った。

バスを運転していた34歳の男は事故直後、意識不明の状態だったが、後に回復。意識を失うようなケガも負っていなかったことから、警察がこの点について運転手から話を聞いたところ、道路から逸脱する直前に意識を失っていたことがわかった。運転手自身も「以前から意識を失うことが何度かあった」と申告。警察が医師に診察を依頼していた。

その結果、この運転手は便意が強くなると意識を失う「状況失神」という状態だったことが判明した。事故当時も便意を感じており、これがピークに達して意識を失った可能性が高いという。警察では「運転手が事故の原因になったのは明らか」として、16日までに業務上過失傷害容疑で書類送検している。

《石田真一》

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