【ホンダ クロスロード 発表】柔らかくてもオンロードではスポーティ

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ クロスロード 発表】柔らかくてもオンロードではスポーティ
【ホンダ クロスロード 発表】柔らかくてもオンロードではスポーティ 全 5 枚 拡大写真

ホンダの新型クロスオーバーSUV『クロスロード』は、昨年ホンダが発売したミニバンの『ストリーム』と基幹部品の多くを共有する形で作られているが、ミニバンとSUVのキャラクターの違いを明確にするため、ハンドリングや乗り心地などの走りのテイストの部分はについては、かなり異なったチューニングになっているという。

「サスペンションの形状自体はストリームと同じですが、バネレートはストリームより柔らかく、ショックアブゾーバーの減衰力も低めに設定しています。ストリームがオンロードでのハンドリングを重視しているのに対して、クロスロードのほうはフラットダート、さらにはちょっとした山岳路などのオフロードでもパセンジャーが耐えられるよう、ストローク重視のセッティングにしたんです」(四輪開発センター・田代浩氏)

実際に乗ってみると、ストリームに比べて突き上げの少ない鷹揚な乗り心地が印象的だが、本格クロカン4WDと比べるとストローク感は少なく、あくまでオンロードを基本としたセッティングであることがわかる。

「SUVといっても、大型クロカンみたいに船のような乗り心地のクルマ作りはしません。柔らかくても、オンロードでは充分にスポーティな走り味を楽しめるようなチューンを目指しました」(田代氏)

ディーラーなどで試乗するさいには、ミニバンとの乗り心地の違いなども観察しておきたい。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る