スバル新中期経営計画 米国は最重要市場、日本と同じ規模目指す

自動車 ビジネス 企業動向

富士重工業は、新たに策定しした2007−2010年度の新中期経営計画で、米国市場を最重点市場として生産・販売面でてこ入れする。
 
具体的には、北米を専門で担当する「海外第一営業本部」を新設して、製造と販売の一元強化による収益力と機動性の向上を図る。
 
北米は、販売低迷で、在庫が増えたことから、販売てこ入れのためのインセンティブ(販売奨励金)を積み増したことが、収益を圧迫した。米国生産工場SIAの社長で、米国の製造責任者だった及川博之SIA社長がSIA会長となって販売部門のSOAも統括、全体をオペレーションできる体制を整える。
 
富士重の北米拠点は東部にあるが、日系自動車メーカーが事務所を数多く構え、富士重のシェアの低いエリアでもある西部のロスアンゼルスにサテライトオフィスを新設する。市場ニーズを吸収するなど、情報収集活動を活発化する。
 
さらに、販売ネットワークも強化する。2006年に北米で601拠点あるが、スバル専売店を中心に増設して2010年度までに625店にする。
 
森社長は「北米市場では製造販売一元化がうまくいってなかった面もある。ここ数年サンベルト地帯で拠点を増やしたり、スポットモデルを投入しているがまだまだ認知度が低い」との販売低迷の原因を分析、今後計画に沿って生産や販売体制を強化して「2010年には日本に並ぶ販売台数23万6000台を目指す」方針だ

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る