JFEスチールは、広州鋼鉄企業集団有限公司と中国国内の自動車用の融解亜鉛メッキ鋼板を製造・販売する合弁会社「広州JFE鋼板有限公司(GJSS)」が冷延鋼板製造設備などを建設することで合意したと発表した。
中国で高級自動車用鋼板の需要が見込まれるため、これに対応する。GJSSで、冷延鋼板製造設備、連続焼鈍設備、溶解亜鉛メッキ鋼板設備の第2ラインを建設することで新たに合意した。追加投資が必要なことからGJSSの出資比率をJFEが従来より1%引き下げて50%、広州鋼鉄が1%引き上げて50%の折半出資とする。
両社は今回合意した件について詳細な条件を詰めて、中国政府関係者の承認を得た後、正式に合弁契約書を締結する。年内に着工し、2010年ごろの稼動を目指す。