トヨタ自動車のタイ現地法人であるトヨタ・モーター・タイランド社は、タイ国内で3番目の生産拠点となるバンポー工場の開所式を、13日14時30分から、同工場敷地内で実施した。
式典は、マハー・チャクリー・シリントーン王女を来賓に迎え、トヨタの豊田章男副社長、タイトヨタの園田光宏社長らが出席した。
バンポー工場は、IMVシリーズのピックアップトラック(『ハイラックス』)の世界的な販売好調を受け、タイトヨタの3番目の生産拠点として、今年1月から既に稼働を開始している。同工場の立上げに伴う投資額は約150億タイバーツ。
バンポー工場は、生産能力は年間10万台で、タイ国内だけでなく、世界90カ国以上の市場向けにピックアップトラックを生産・供給していく。
また、同工場はトヨタの最新鋭工場として、特に環境対応で最先端の取組みを施しており、アジアにおけるトヨタの環境モデル工場として位置付けられている。
式典では、豊田副社長が「バンポー工場の生産稼動開始を機に、今後もタイの地域社会と自動車産業の発展に貢献していきたい」と挨拶した。