【バンコクモーターショー07】ワールドプレミアはないが…
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モーターショー

ところが、そんなイメージでバンコクモーターショーに行くと、現実とのギャップに驚くことになる。
会場となっているBITECは近代的な見本市会場だし、会場の規模こそ東京モーターショーの半分以下とはいえ、各メーカーのブースの作りは東京やデトロイト、ジュネーブなど主力モーターショーと変わらないクオリティなのだ。
残念なのは、「ワールドプレミア」と呼ばれる世界初披露のモデルがほとんど用意されないこと(ピックアップトラックなど、地味なワールドプレミアが発表されたことはある)。これは、タイの自動車マーケットが熟成していないこと、そしてタイを地元とする自動車メーカーがない現状では仕方がないかもしれない。
しかし、タイの自動車マーケット、特にピックアップトラックと高級車のマーケットは小さくない。BMWやメルセデスベンツが大きなブースを確保したくさんの車両を展示している光景を見ると、両ブランドがいかにタイのマーケットを重視しているかを推測することもできる。
《工藤貴宏》