日産自動車は30日、『マーチ』と『キューブ』の燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省に101万台を超えるリコール(回収・無償修理)を届け出た。
日産が1回のリコール届け出で100万台を超えるリコールを行うのは、1996年に行った約105万台、2003年に行った約102万台のリコールに次ぐ規模となる。
今回、リコールを届け出たのは1991年12月から2000年8月までに生産された101万843台のマーチとキューブ。
燃料タンクの車体への固定方法が不適切なため上面角部に応力が集中しており、タンクに熱影響による膨張や収縮が繰り返されると、この部分に亀裂が発生するものがある。そのため、そのまま使用すると亀裂が進行し、最悪の場合、燃料満タン時に燃料がにじみ出る恐れがある。