デュポンとハネウェルが次世代自動車用冷媒の共同開発で合意

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デュポンとハネウェルが次世代自動車用冷媒の共同開発で合意
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米国デュポン社と米国ハネウェル社はこのほど、自動車用エアコン産業向けに地球温暖化係数(GWP)の低い次世代冷媒の開発および製品化を推進するため、世界的規模の共同開発契約に合意した。

業界の推定によれば、全世界で4億台を超える数の自動車用エアコンシステムが搭載されており、それぞれ約450〜900gの冷媒が使用されている。両社が開発しようとしているフッ素系の冷媒を使ったエアコンシステムは、特に周囲温度が高い環境下ではこれまでのエアコンシステムよりもエネルギー効率が優れている。

この新しい冷媒を使用することで、自動車メーカーは自動車用エアコンに対して地球温暖化係数の低い冷媒の使用を義務づけるヨーロッパの新しい規制を順守することが可能となるという。

デュポンのフロロプロダクト事業担当副社長は「デュポンとハネウェル社の資源を活用することで、規制を順守し、世界規模で地球温暖化ガスの排出量削減を推進することを目的に、新たなグローバル市場向けのソリューションを提供できる製品の認定および工業化の速度を速めることができる」とコメントしている。

両社は合意事項の一環として、資源、投資、および技術を共有し、2007年の半ばをメドに自動車業界と緊密に協力しながら低GWP製品の認定を行う計画だ。

《山田清志》

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