日産自動車は、韓国現地子会社の韓国日産は、5日から開催されるソウルモーターショーに、アジア初披露となる新型インフィニティ『G37クーペ』(日本名:日産『スカイライン・クーペ』)など、5車種7モデルを出展すると発表した。
新型インフィニティG37クーペは、4日にニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー)にて披露されたモデルであり、新開発3.7リッター V6の「VQ37VHR VVEL」(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)エンジンを搭載している。
エクステリアは、躍動的で官能的なフロントフェンダー、抑揚のあるエンジンフード、インフィニティのトレードマークであるダブルアーチグリル、L字型ヘッドランプを配した滑らかなフロントデザインが特長。同車の韓国での発売は、2007年後半の予定。
同ショーでは、G37クーペに加えて、昨年10月から世界に先駆けて韓国で販売が開始された『G35セダン』(日本名:日産『スカイライン』)を出展するほか、『M35/45セダン』(日本名:日産『フーガ』)、クロスオーバーSUVの『FX35/45』、『Q45』セダンといったインフィニティラインアップも同時に出展する。
現在、インフィニティブランド車は北米、台湾、中東、ロシア及び韓国で販売されており、2007年には中国及びウクライナに、2008年には欧州に導入する予定。インフィニティブランドのグローバル展開は、日産の中期経営計画「日産バリューアップ」の長期的なグローバル成長戦略の一環と位置づけられている。
同社は2005年7月から韓国でインフィニティブランドを導入し、現在4店舗の販売店で取り扱っている。同ブランドの2006年の韓国販売実績は1712台だった。