38kmを逆走 盗難車運転の男を逮捕

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15日深夜、佐賀県武雄市から吉野ケ里町に掛けての長崎自動車道下り線を軽ワゴン車が約38kmに渡って逆走する事件が起きた。衝突を避けようと急ハンドルを切ったクルマ4台が事故を起こしており、2人が軽傷を負っている。警察は56歳の男を逮捕している。

佐賀県警・高速隊によると、事故が起きたのは15日の午後10時20分ごろ。武雄市付近の長崎自動車道下り線を走行していたクルマの運転者から「逆走車がいる」との通報が相次いだ。逆走車はそのまま上り方向に走り続け、これを避けようと急ハンドルを切ったクルマ4台が中央分離帯などに衝突。2人が打撲などの軽傷を負った。

逆走していたクルマは吉野ケ里町内にある東脊振インターチェンジ(IC)付近で同隊に抑止され、運転していた56歳の男は道路交通法違反(通行区分違反)で現行犯逮捕されている。クルマは武雄北方ICから逆走を開始したとみられ、抑止した場所までの走行距離は約38kmだった。

男が乗っていた軽ワゴンは盗難車。免許は携帯しておらず、アルコール分も検出されなかった。調べに対して男は「北九州(福岡県)にある実家まで帰ろうと思った」などと供述。意図的に逆走した可能性が高いと判断できるような供述も行っているという。警察では男を厳しく追及し、クルマの入手ルートや動機の解明を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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