【新聞ウォッチ】狙われた大同特殊鋼、ホンダなどに出資要請

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2007年5月9日付

●自動車納税通知、住所記載でミス1−2万通不着の恐れ(読売・34面)

●三菱自動車 エコカー向け電池新社 GSユアサ、三菱商事と量産化めざす(朝日・13面)

●ワゴンR、4月販売首位(朝日・13面)

●大同特殊鋼 自動車2社に出資要請、ホンダ、スズキ買収防衛策狙い(毎日・8面)

●「世界の革新的企業」トヨタなど選出(産経・8面)

●温暖化ガスに世界目標、2050年めど半減、サミットで政府提案へ(日経・1面)

ひとくちコメント

特殊鋼大手の大同特殊鋼が敵対的買収の防衛策の一環として、ホンダとスズキの国内自動車メーカー2社に出資を要請、このうち、ホンダが出資比率を3%に引き上げたという。きょうの各紙が報じている。

主要取引先を安定株主に迎えることで、世界的な鉄鋼業界の再編の流れや、海外企業による日本企業買収を容易にする「三角合併」に対応するのが狙いのようだ。「世界再編が進む中、高級鋼を作る技術力の高さに比べて時価総額の小さい特殊鋼メーカーが“お買い得”となっているため、危機感を強めている」(日経)。

兜町界隈では、ホンダ関連株などの買い占めが話題になっているが、大同特殊鋼はホンダとの取引関係が多くターゲットになっている。

《福田俊之》

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