大矢アキオ『喰いすぎ注意』…クルマ好きご用達ラーメン

自動車 社会 社会
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…クルマ好きご用達ラーメン
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…クルマ好きご用達ラーメン 全 10 枚 拡大写真
2
一丁目、六丁目、ワオ!

いっぽうで、こちらに住んでいると「日本のようで日本じゃない」商品に遭遇する。前々回本欄で記したのはその一例だが、筆者が研究を進めるうち、ラーメンにそうした商品が多いことに気がついた。日本で発達した数々の技術改良の賜物でありながらも、外国でもつい製造でき売れてしまいそうなところが、その理由であろう。

まずはイタリアのアジア系食糧品店で見つけた一品から。懐かしい『出前一丁』かと思いつい手にとってしまったのが、『SUPER六丁目』である。中国製だが、メーカー名まで日本企業風だ。

【画像全10枚】

思わず、志村けんの東村山音頭におけるエンディング「一丁目、一丁目、ワオ!」と叫んでしまったのは、いうまでもない。ちなみに、背面の説明書きは英文のみ。イタリア向けはフィレンツェの会社によって輸入されていて、伊語に翻訳されたシールが貼り付けられている。

3
スタビ標準装備のラーメン

しかし日本人にとってインパクト溢れるのは、次に紹介する長期保存生麺である。フランスのある有力スーパーのエスニック食品コーナーで発見したものだ。その名は『日式ラーメン』。日式とは、ハングル語における和風のことだ。そのへんからして、すでに真正・日本モノではない。裏を見たら、中国メーカーの韓国工場製だった。

原材料は英・仏のほか日本語でも印刷されているのだが、その日本語が面白い。さまざまな調味料名が列記されたあと、いきなり「ブドウ糖は酸っぱい」と記されているのだ。

自動翻訳ソフトを使用したのか知らないが、なぜネイティヴの日本人にチェックしてもらわなかったのか気になる。輸入元のフランス企業名が、シールではなくバッチリ袋に印刷されているところからして、日本語は単なる“ムード”なのかもしれない。

日本の食品パッケージに、イタリア人やフランス人が見たら不思議がる文章が、雰囲気づくりに書かれているのと同じか? それにしては詳細に記されているところからして、「ひょっとして在欧日本人にも売れるかも」という野望が感じられる。

それはともかく、読み進むと、さらに目を丸くさせる文字が躍っていた。「スタビライザー」が入っているではないか。安定剤のことだろうが、日頃クルマ関係のスペックを読み慣れた目には、ドキッとくる。「厚くなっているエージェント」とは、コショウのところに記されている一内容物だが、思わず新車のプロモーションに熱くなっている電通や博報堂の人が頭に浮かんでしまう。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱のスーパーセダン『ランエボ』ついに復活? 400ps超、PHEVの可能性
  2. 人気のコンパクトミニバン、トヨタ『シエンタ』に次期型の情報…土曜ニュースランキング
  3. 最新安全装備との両立を実現…ダムドが『ジムニーノマド』2型・『ジムニー/シエラ』5型向けカスタムパーツを同時発売
  4. 日産の株価が3日続伸…国内生産台数100万台へ
  5. 新型マツダ『CX-5』のセンターディスプレイ専用に設計、ディーフ「保護フィルム」2製品を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
ランキングをもっと見る