いすゞ井田社長、負の遺産払拭に安堵の表情

自動車 ビジネス 企業動向
いすゞ井田社長、負の遺産払拭に安堵の表情
いすゞ井田社長、負の遺産払拭に安堵の表情 全 1 枚 拡大写真

いすゞ自動車は14日、経営再建のため2002年12月に債務の株式化により発行していた優先株のうち、消却や普通株への転換が済んでいなかった合計5000万株について、すべてを自己株買いしたうえで消却する計画を発表した。

6月下旬の株主総会で承認を得たうえで、「7月には速やかに買い取り処理したい」(井田義則社長)考えだ。

井田社長は「来年度からは新経営体制で新しい中期計画がスタートするが、その前に処理できるのは喜ばしい」と述べ、負の遺産を払拭して経営トップの座を譲ることに安堵の表情を見せた。

いすゞの優先株は、02年に4種で総額1000億円を発行していた。今回は処分が決まっていなかった2種について発行価額と同じ400億円で買い上げる。

これらの株式は2010年から2012年にかけて普通株への転換が始まるもので、需給悪化に伴う株価の下落や配当負担の軽減に早期に対応することにした。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る