マイナーチェンジを行なったスズキ『スイフト』のエクステリアは、従来型から一見どこも変わっていないようだが、よく見ると細部に手が加えられている。
具体的には前後のバンパーが立体的なデザインに変更され、全長も60mmも延長されている。フロントグリルもメッシュデザインという点は変わっていないが、メッシュの模様が若干大きくなった。
リヤコンビランプもマルチリフレクタータイプに変更され、上級グレードにはLEDウインカー付ドアミラーが採用され、上質感が高められている。ただし、これらの変更点も新旧を見比べてみないと区別が付かない程度だ。
スイフトのチーフエンジニアを務めた津川和也さんは「今までのスイフトのスポーティでボリューム感のあるエクステリアも、全世界で高い評価をいただいておりましたので、今回はあえて大きな変化を加えませんでした」
「その上で、今までデザイナーが我慢していた部分を修正し、従来のデザインを深化させています。全長は60mm伸びていますが、主にフロントバンパーの先端が伸びているので、取り回しに悪影響を与えることはありません」という。
新しくなったスイフトは、フロントマスクのボリューム感が増し、よりスポーティなイメージが強まっている。一見すると大きな違いはないが見る人が見ればわかる、欧州車のような通好みの深化を遂げているのだ。