経営再建中の三洋電機が発表した2007年3月期の連結決算は、当期赤字が453億6200万円だった。前年同期は3609億円の赤字だったため、収益は大幅に改善した。
売上高は同7.6％増の2兆2154億3400万円と増収だった。営業損益は前年同期は171億円の赤字だったが、495億6800万円の黒字に転換した。
半導体事業が回復したほか、リストラを進めた結果、収益が改善した。継続事業税引前損益は赤字幅が改善したものの、130億7000万円の赤字だった。
2008年3月期の連結決算業績見通しは、売上高が同0.7％増の2兆2300億円、営業利益が同9.2％減の4500億円の見通し。最終損益は200億円の黒字を見込んでいる。
