309人のオーナーが語る『エクストレイルらしさ』乗り続けてわかったタフギアの素顔

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日産『エクストレイル』
日産『エクストレイル』全 75 枚

SUVに求めるものは、人によって違う。デザインが好きだから。荷物がたくさん積めるから。家族と出かけやすいから。雪道でも安心して走れそうだから。もちろん、走りそのものに惹かれて選ぶ人もいる。では、そのクルマと何年も付き合ったあとに残る魅力は、購入時に思い描いていたものと同じなのだろうか。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

レスポンスでは、日産『エクストレイル』を実際に所有する309人を対象にアンケートを実施した。4代目となる現行モデルのオーナーが141人、先代モデルのオーナーが137人。さらに2代目、初代のオーナーを含め、「なぜ選んだのか」から「実際に使って何を感じているのか」までを聞いた。

数字を追っていくと、カタログだけでは見えにくいエクストレイルの輪郭が浮かんできた。そして、「エクストレイルはどんな存在か」の問いに対してオーナーから出てきた共通の言葉とはーー。

日常から遠出に雪道まで、オーナーが語るエクストレイルの守備範囲

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

エクストレイルは、実際にはどんな場所で使われているのか。【図1】その答えはかなり生活に近い。「日常の買い物」が81.2%で最多。休日のドライブが62.5%、旅行・帰省などの長距離移動が60.2%、家族などの送迎も54.4%に上る。

普段の利用シーン【図1】普段の利用シーン【図1】

アウトドアやレジャーでの活躍がイメージされるエクストレイルだが、その出番は特別な休日に限らない。スーパーへ行く、家族を送る、趣味の道具を積み込んでお気に入りの場所まで走る。エクストレイルは、ごく普通の日常の中にも自然に溶け込んでいる。実際に、「アウトドアの使い勝手がよいと思っていたが、日常使いでも小回りが効いて使いやすい」(女性40代、先代モデル)という声があった。

使われ方はそれだけではない。「サーフィンで使いやすい」(男性50代、現行モデル)「5人で乗車した場合でも、後部座席の人が狭く感じなかった」(男性60代、現行モデル)といった声からは、趣味の道具を運ぶクルマであり、家族や仲間と移動するクルマでもあることが見えてくる。さらに、「四国一周旅行に友人とドライブでいったとき、山道も多かったが快適に旅ができた」(男性50代、現行モデル)という回答もあった。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

天候や路面状況が変われば、別の顔も見える。「雪道走行で、他の車がスタックしているけどエクストレイルは問題なく登れた」(男性30代、先代モデル)と振り返るオーナーもいる。また、「防水シートのおかげで、汚れても水拭きができる*」(男性50代、先代モデル)という声もあり、アウトドアやレジャーの後まで含めた使い勝手が評価されている。*防水シートの設定はグレード・仕様により異なる。

ところが、「エクストレイルの良さを特に感じる場面」をひとつだけ選んでもらうと、少し景色が変わる。【図2】トップは「旅行・帰省などの長距離移動」で27.5%だった。最も多く使われる日常だけでなく、非日常である長距離移動の快適性も底上げしてくれる二面性もエクストレイルの魅力だ。

特に良さを感じる利用シーン【図2】特に良さを感じる利用シーン【図2】

普段から何気なく使える。さらに、運転する距離が伸びたときに「ああ、このクルマでよかった」と思う。「高速道路での加速性能と静寂性、燃費がいままで乗っていたものと比べてよかった」(男性50代、現行モデル)「旅行の際に、以前の車より運転が疲れなかった」(男性40代、現行モデル)。街中から旅行、家族との移動、雪道やレジャーまで幅広く使われ、その先で長距離の快適さが強く印象に残っている。

購入時の決め手も、多岐にわたる

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

エクストレイル購入時に重視したポイント【図3】を聞くと、最多は「荷室の広さ・使いやすさ」の41.4%。ほぼ並んで「外観(デザイン)」が40.5%、さらに「運転のしやすさ」37.9%、「走行時の安定感・操縦性」37.2%、「雪道や悪路での走行性能」36.2%と続いた。

購入時に重視したポイント【図3】購入時に重視したポイント【図3】

実用性だけでもない。走りだけでもない。デザインだけでもない。複数の条件が、かなり近い割合で並んでいる。最終的な購入の決め手を最大3つまで挙げてもらった設問【図4】でも、「雪道や悪路での走行性能」20.7%、「外観(デザイン)」19.0%、「荷室の広さ・使いやすさ」18.4%と回答は分散した。

購入の決め手【図4】購入の決め手【図4】

エクストレイルは、ひとつの強烈な理由だけで選ばれているクルマではないらしい。自由回答にも、それは表れている。「広さと取り回しのバランス、静粛性、デザイン。その“全て”が気に入った」(男性50代、現行モデル)という。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

実際にステアリングを握ると、その走りには強い後押しがあるようだ。

「もともと候補にはなかったが、家族からの希望もあり、試乗して初めてe-POWERを体感して、良い車だと認識しました」(男性40代、現行モデル)
「乗り降りの楽なものをということでSUVに絞った。試乗した時に静粛性と加速感に驚き、カーブを曲がる時にも車高の高い車にありがちなグラッとする挙動がなかったので決めた」(男性60代、現行モデル)

多様なニーズに応えるエクストレイル。試乗で実感した走りのよさも、購入の決め手になっている。ここまでは、“買う前”の話だ。

選んだ理由のその先へ、所有したからこそ気づいたエクストレイルの魅力

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

では、所有している今、「このクルマでよかった」と感じるのはどこなのか。【図5】最も多かったのは「走行時の安定感・操縦性」の39.5%。続いて「長距離での疲れにくさ」38.5%、「運転のしやすさ」36.6%、「荷室の広さ・使いやすさ」35.0%、「乗り心地」31.7%となった。

購入時には、荷室やデザインをはじめ、さまざまな理由が並んでいた。だが、所有し、使い続けた人の回答では、走ること、そして移動することそのものに関わる価値が上位に姿を見せている。ここが興味深い。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

さらに現行モデルのオーナーの回答だけを見ると、その傾向はよりはっきりする。「このクルマでよかった」と感じた点として、「走行時の安定感・操縦性」を挙げた人は51.8%。「長距離での疲れにくさ」も50.4%と半数を超えた。さらに「乗り心地」は46.8%、「加速性能」は43.3%、「車内の静粛性」は39.0%だった。

歴代モデルを全て含めた数値と比較すると、走りや快適性に関する項目を「このクルマでよかった」と挙げる割合が高く表れている。

「このクルマでよかった」と感じた価値【図5】「このクルマでよかった」と感じた価値【図5】

現行モデルのオーナーでは「満足」「やや満足」を合わせた割合が、加速性能98.6%、走行時の安定感・操縦性98.6%、運転のしやすさ96.5%、安全性能94.3%、室内の広さ・過ごしやすさ92.9%、車内の静粛性92.2%、乗り心地90.8%となった。【図6】

項目別満足度:現行モデル【図6】項目別満足度:現行モデル【図6】

その数字を実感に変換するのは、やはり実際にエクストレイルを購入したオーナーの言葉だ。

「静粛性が高級車並みであることが、家族から高い評価を得ている」(男性50代、現行モデル)
「以前乗っていたエクストレイルに比べて、長距離移動において同じ距離、同じルートを走った時の疲労感が少なかった」(男性40代、現行モデル)
「発進がとても静かで、踏み始めからスッと前に出やすいです。高速の追い越しでも余裕がある」(男性60代、現行モデル)

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

加速や静粛性、安定感、疲れにくさ。ひとつひとつは異なる評価だが、その先にあるのは、目的地までの“移動そのものの質”なのかもしれない。「エクストレイルらしさとは何か」【図7】をオーナー自身に聞いてみると、最も多く選ばれたのは、「日常からレジャーまで幅広く使える」の50.8%だった。

続いて「日常でも運転・利用しやすい」44.3%、「長距離移動でも快適に過ごせる」40.1%、「雪道や悪路でも安定して走れる」38.5%、「アウトドアやレジャーに使いやすい」37.2%。面白いのは、ここでも何かひとつの性能だけが際立っているわけではないことだ。

エクストレイルらしいと感じるポイント【図7】エクストレイルらしいと感じるポイント【図7】

買い物にも行く。遠くにも行く。荷物も積む。雪道にも行く。そして、それぞれを無理なくこなす。オーナーが感じている「エクストレイルらしさ」は、そんな守備範囲の広さにあるようだ。自由回答にも、それを表す言葉が並んだ。

「普段着のような存在。気楽に使うことができるから」(男性50代、現行モデル)
「(選択肢が)開かれる存在。キャンプなどのアウトドアや日常使い、そして高級ホテルに駐車しても恥ずかしくない、オールマイティなクルマなので、どこにでも行ける」(男性40代、現行モデル)
「デザインと使いやすさでバランスの取れたマルチツールのような存在。マルチ過ぎて良さがなかなか伝わらないが、所有しているとその良さを感じられる」(男性40代、現行モデル)

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

“普段着”であり、“どこにでも行ける”存在であり、“マルチツール”でもある。何かひとつを取り出して「これがエクストレイルだ」と言い切るのは難しい。けれど、毎日乗り、いろいろな場所へ行くほど、その組み合わせが効いてくる。

→お近くの店舗で試乗してみる

オーナーが選んだ言葉は、やはり「相棒」だった

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

総合満足度【図8】では、「満足」「やや満足」を合わせて94.2%。また、次回の自動車購入時にもエクストレイルを「ぜひ候補に入れたい」「まあ候補に入れたい」【図9】と答えた人は70.6%だった。現行モデルのオーナーでは、その割合はそれぞれ97.2%、80.1%に達している。

総合満足度【図8】総合満足度【図8】次回購入時の候補意向【図9】次回購入時の候補意向【図9】

だが最後に聞いたのは、満足度ではない。「あなたにとって、エクストレイルはどのような存在ですか?」数字では答えられない質問だ。自由回答を眺めていると、何度も現れるひとつの言葉があった。

「かけがえのない相棒。どんなときもワクワクさせてくれるから。」(男性50代、現行モデル)
「相棒。日常使いから、長距離までついてきてくれる」(男性40代、現行モデル)
「どこでも行ける相棒」(男性40代、先代モデル)

少し違う言葉で表現したオーナーもいる。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

「家族を見守る(存在)。子どもが小さい時から乗っている車なので、子どもの成長の思い出がたくさん詰まっている。今は、その子どもが運転するまでに成長した」(女性50代、現行モデル)
「生活の一部。いつでもドライブの楽しみを体験させてくれる存在だ」(男性50代、現行モデル)


「相棒」「家族を見守る存在」「生活の一部」。表現は違っても、どれもクルマをスペックだけでは捉えていない。実際に使い、出かけ、家族や仲間と時間を過ごしてきたからこそ出てくる言葉だ。

今回、この言葉が妙にしっくりくるのは、それまでの回答とつながっているからだろう。日常の買い物で使える。長距離を走れば、その良さがもっとわかる。荷物を積んで出かけられる。雪道でも頼りになる。普段から使えて、いざ遠くへ行こうと思ったときにも付き合ってくれる。だから、「相棒」になる。

乗って、使って、初めて見えてくるもの

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エクストレイルを選ぶ理由は、人によって違った。荷室だったり、デザインだったり、雪道での性能だったりする。けれど309人の回答を追っていくと、その先で少しずつ同じ方向へ収束していく。

毎日使いやすいこと、遠くまで走っても快適であること、天候や目的をあまり選ばず行きたい場所へ付き合ってくれること。今回、日常の買い物から家族との移動、趣味の積載、旅行や雪道まで、オーナーの具体的な体験を追うことで、その「幅広さ」が単なるイメージではないことも見えてきた。

それらが組み合わさった結果として、「エクストレイルらしさ」がある。そして興味深いのは、その価値の一部が、購入する前よりも所有してから強く見えてくることだ。

日産『エクストレイル』日産『エクストレイル』

だからこそ、このクルマを知る一番シンプルな方法は、数字やスペックを眺め続けることではないのかもしれない。一度ステアリングを握ってみる。いつもの道を走ってみる。できれば、その少し先まで。歴代エクストレイルのオーナーたちが「相棒」と呼ぶ理由は、きっとその道の途中で見つかるはずだ。

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*記事内の車両は最新モデルと一部仕様が異なる場合があります。
*調査概要:歴代モデル(T33系、T32系、T31系、T30系)のエクストレイルを回答者本人が所有し、購入・選定に関与した人を対象にインターネット調査を実施。有効回答数309名(T33系:141名、T32系:137名、T31系:29名、T30系:2名)。調査期間:2026年9月11日~16日。

《レスポンス編集部》

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