マツダのロータリーエンジン車発売40周年

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マツダのロータリーエンジン車発売40周年
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マツダがロータリーエンジンを搭載したモデルを発売してから40周年を迎えた。これまでにマツダが生産したロータリーエンジン車は、累計で約197万台となっている。

マツダの井巻久一社長兼CEOは「ロータリーエンジンはチャレンジ精神旺盛な企業風土のもとで先達が不屈の精神で実用化を成し遂げたマツダを象徴する存在で、今後も我々はロータリーエンジンの研究・開発を継続していく」

「次世代の環境エンジンとして期待される『水素ロータリーエンジン』についても、すでに実用化レベルに至っており、さらに研究・開発を進めていくことでロータリーエンジンによる新しい価値の創造に挑戦していきたい」とのコメントを発表した。

ロータリーエンジンは、1950年代末頃から世界中の自動車メーカーが実用化に向け研究・開発を進めたものの、各種の技術的課題が発生し多くの自動車メーカーが開発を断念した。

その中で、マツダは技術的課題を克服し本格的な量産化に成功、1967年5月30日に世界初の2ローターロータリーエンジン車『コスモスポーツ』を発売した。その後も、『ファミリアロータリークーペ』、『サバンナ』、『RX-7』、ユーノス『コスモ』などのロータリーエンジン車を発売してきた。

2003年4月に発表した『RX-8』には、小型化・高性能化と環境性能の向上を進めた自然吸気の新世代ロータリーエンジン「RENESIS」(レネシス)を搭載した。

ロータリーエンジン車発売40周年となった30日、コスモスポーツオーナーズクラブのメンバーが、マツダ本社を訪れ、マツダは歓迎セレモニーを行った。

今後は、6月2−3日にかけ、マツダ開発者とロータリーエンジンファンとの交流イベントをマツダR&Dセンター横浜で開催する予定。

また、ロータリーエンジン車発売40周年記念ウェブサイトをマツダ・サイト内にオープンし、エンジンの仕組みや歴史を掲載するほか、今後予定されている各種イベントの告知していく。

《レスポンス編集部》

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