ケンウッドは、急速に普及している地上デジタル放送関連製品として、車載用の地上デジタルTVチューナー『KNA-DT130』を6月下旬から発売すると発表した。
KNA-DT130は、「4チューナー&4ダイバシティアンテナ方式」を採用、4つのアンテナとこれに対応する独立した4つのチューナーで受信した信号を、受信状況に応じた最適なキャリア合成を行うことで、従来タイプの約2倍の受信感度向上を実現した。
また、チューナー部にはさまざまな電波によるイメージ妨害波が及ぼす悪影響を低減する「アップダウンコンバージョン方式」を業界で初めて採用、受信したすべての電波を一度デジタル放送の周波数帯よりも高い周波数にコンバートし、地上デジタル放送の受信帯域のみをダウンコンバートすることで、イメージ妨害波を効率的に除去できる。
このため、電波利用密度の高いUHF帯を使用する地上デジタル放送で問題になるイメージ妨害が低減され、受信性能が飛躍的に向上したとしている。
さらに、同社製カーナビ『HDV-990』、『HDV-790』と別売ケーブル「KNA-130DTC(9450円)で接続することで、カーナビ側からタッチパネルでコントロールが可能だ。チャンネル選択だけでなく、番組表やさまざまな設定も行える。
価格は9万6600円。