JSR、欧州で低燃費タイヤの素材の現地調達を拡大

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JSRとスイスのDOW Europeは、DOWがドイツのシュコパウ工場に建設する年産6万トンのS-SBR(溶液重合SBR)製造ラインで、50%にあたる3万トンの引取権をJSRが取得することで合意したと発表した。

DOW社が建設中の新設S-SBRラインは2008年下期中に完成する予定。

JSRは、2003年以降、欧州にてDOWとの間でS-SBRの生産委託を行なっているが、今回、さらに引取権を取得することにより、JSRの先端技術による高品質の製品の供給を拡大し、S-SBR市場におけるJSRのポジションをグローバルに強化できるとしている。

S-SBRは、主にタイヤや工業用品用途に使用されている。世界的な環境に対する意識の高まりを背景に、省燃費タイヤ用への需要が拡大しているが、JSRの高性能S-SBRは、タイヤの省燃費特性だけでなく、高性能タイヤに求められる操縦安定性等の特性についても高く評価されている。JSRは、今後、日・欧の生産拠点をベースにグローバル展開をさらに強化し、S-SBR事業の拡大を積極的に進める方針だ。

《レスポンス編集部》

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