パトカーからの逃走を試みた男に威嚇発砲

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10日夜、三重県津市内の県道で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が交差点で別の乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。クルマを運転していた男は徒歩で逃げようとしたため、警官が威嚇発砲する騒ぎとなった。警察は27歳の男を逮捕している。

三重県警・津署によると、事件が起きたのは10日の午後9時45分ごろ。これに先立つ午後9時35分ごろ、津市白塚町付近の白塚漁港をパトロールしていた同署員が、人気の無い暗闇でクルマのタイヤを交換している数人の不審な男を発見。職務質問しようと接近したところ、男たちは2台のクルマに分乗して逃走を開始した。

パトカーはこのうち1台を追跡したが、約1km離れた県道交差点で交差道路を走ってきた別の乗用車と出会い頭に衝突。被衝突側のクルマを運転していた25歳の男性が打撲などの軽傷を負っている。

逃走側のクルマは弾き飛ばされるようにして横転したが、運転していた27歳の男は事故後に現場へ到着した警官を突き飛ばし、さらに徒歩で逃走を続けようとした。このため、53歳の巡査長が「逃げるならば撃つぞ」と警告。男が逃げる姿勢を見せたため、上空に向かって拳銃1発を発砲した。男は逃走を断念。道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕。逃走車の後部座席に同乗していた23歳の男からも事情を聞いている。

後の調べで、逃走車に付いていたナンバープレートは登録抹消車のものと判明。警察では男たちが何らかの犯罪にクルマを使おうとしていた可能性も高いとみて、厳しく追及している。

《石田真一》

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