盗難車を輸出するための書類を偽造 男を逮捕

自動車 社会 社会

群馬県警は11日、盗難車を正規ルートで入手した中古車と偽って輸出することを目的として、必要な書類を偽造していたとして、群馬県伊勢崎市内に在住する51歳の男を有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕した。

群馬県警・捜査3課によると、逮捕された男は2006年1月12日、盗難車を正規ルートで入手した中古車と見せかけたうえ、クルマを輸出する際に必要となる証明書(譲渡証明、輸出予定届出証明書)を偽造し、関東運輸局群馬運輸支局に提出した疑いがもたれている。

男はすでに輸出されているクルマの車台番号を入手。同型式の盗難車を輸出する際にこの車台番号を書類に記載していたとみられる。道路運送車両法の改正によって、2005年以降は輸出記録が行われているが、それ以前には輸出記録が残されておらず、男はこれを悪用したようだ。

今回の事件は群馬県警と税関当局の共同で捜査が行われており、すでに窃盗容疑で47人が逮捕されている。これまでは窃盗に関わった者を逮捕してきたが、その供述内容から書類の偽造役が存在していたことを突き止め、今回の逮捕につなげた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  4. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る