日産自動車が14日発表した、小型トラック『アトラスF24』は、欧州では現地名『キャブスター』として販売、ルノートラックにも『マキシティ』としてOEM供給しており、商用車事業担当のアンドリュウ・パーマー執行役員は、年1万台強の販売を計画していると説明した。
国内では年1万4500台を計画、不振が続く国内販売で商用車分野からも巻き返す狙い。いすゞ自動車と日産ディーゼルにOEM供給は、年500-1000台規模を想定している。
日産の商用車事業は今年度までに世界販売を43万台強に拡大する中期計画を立てていたが、昨年度で49万台と、目標を1年早くクリアしている。
今後は北米などの市場開拓も強化、パーマー氏は「2010年までに小型商用車分野で世界トップレベルの地位を確保する」と述べた。