無免許の発覚恐れ、被害者に現金100万円を渡して口止め要求

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大阪府警は21日、無免許運転の発覚を恐れ、事故の相手方となった男性に現金100万円を渡して口止めを要求したとして、51歳の男を業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男性は通報しなかったが、事故の目撃者が通報したことで発覚した。

大阪府警・羽曳野署によると、逮捕された51歳の男は6月2日の午後3時45分ごろ、大阪府羽曳野市西浦付近の市道で乗用車を無免許運転していた際、対向してきた原付バイクとの衝突事故を起こし、運転していた23歳の男性に打撲などの軽傷を負わせた疑いがもたれている。

男は違反累積による免許停止の処分を受けており、事故当時は無免許状態だった。このため、被害を受けた男性に対して「自分は無免許だ。カネを渡すから警察には言わないでくれ」と口止めを要求。その場で現金100万円を渡していた。

男性は警察に通報しなかったが、事故の目撃者が通報。目撃されたナンバーから2人を割り出し、男をひき逃げなどの容疑で逮捕した。事故を起こした際に通報する義務については加害者側には生じるものの、被害者側に義務はない。警察では現金授受の経緯について男性から事情を聞いているが、これについても加害者からの被害弁済(示談成立)とみなされ、証拠隠滅などの違法性はないという。

《石田真一》

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