飲酒運転の発覚恐れて信号無視の男、危険運転罪で起訴

自動車 社会 社会

検察庁・福岡地検は21日、福岡県春日市内で軽傷ひき逃げ事故を起こし、警察が業務上過失傷害などの容疑で逮捕した21歳の男について、信号無視などを故意に行ったと判断。危険運転致傷や道路交通法違反の罪で起訴した。

同地検によると、問題の事故は6月3日の午前5時ごろ発生した。春日市内の県道をパトロールしていた福岡県警・筑紫野署のパトカーがフラフラとした挙動で走行する不審な乗用車を発見した。

飲酒運転の疑いがあるために停止を命じたが、クルマはそのまま逃走。春日市大和町5丁目付近の県道交差点に赤信号を無視して進入し、交差道路を走行していた軽乗用車とタクシーに相次いで衝突した。3台はいずれも小破。軽乗用車に乗っていた4人と、タクシーを運転していた男性が打撲などの軽傷を負ったが、逃走車を運転していた21歳の男はその場にクルマを捨て、徒歩で逃走したものの、直後に業務上過失傷害や道路交通法違反の容疑で逮捕された。

男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述しており、赤信号の無視も故意に行っていたことが調べで判明した。検察では「事故自体が故意によって発生しており、悪質」と判断し、男を危険運転致傷などの罪で起訴した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  2. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
  5. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る