NTN、小型・軽量化したクラッチ内蔵プーリを開発

自動車 ニューモデル 新型車

NTNは、同社の従来品と同等のトルク容量を維持しながら小型・軽量化した「小型クラッチ内蔵プーリ」を開発したと発表した。 

クラッチ内蔵プーリは、主にトルク変動が大きいディーゼルエンジンのオルタネータ(発電機)に装着され、ベルトの張力変動を小さくすることで、ベルト寿命の向上とベルトスリップ音の発生を防止している。また、ガソリンエンジンでも、燃費改善のための直噴化やアイドル回転数の低下などによりベルトの張力変動が大きくなる傾向にあり、クラッチ内蔵プーリの需要が高まる見通し。

最近は車両の軽量化やエンジン回りのコンパクト化要求により、エンジン補機類の小型、軽量化のニーズも強く、クラッチ内蔵プーリに対しても高トルク容量で小型・軽量なものが求められている。同社が今回開発した小型クラッチ内蔵プーリは、軸の内外径形状の見直し、スプラグ式クラッチのスプラグを最適化することで、従来品のトルク容量を維持しつつ、プーリ径の7mm小型化と120gの軽量化した。

同社では、ディーゼルエンジンと低燃費ガソリンエンジンを対象に、今回開発した製品をグローバルに市場展開していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. 「4気筒1000ccツアラーは神」ホンダの新型スポーツツアラー『CB1000GT』初公開に、「ほぼパーフェクト」など絶賛の声
  4. スズキ『キャリイ』『スーパーキャリイ』、フロントと内装デザイン一新…改良新型の先行情報を公開
  5. ポルシェ『カイエン』新型、11月19日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る