GM、燃費問題で新型車開発を断念

エコカー 燃費
GM、燃費問題で新型車開発を断念
GM、燃費問題で新型車開発を断念 全 2 枚 拡大写真

GMはこれまでにコンセプトカーとして発表したビュイック『ベライト』ロードスター、キャデラック『シックスティーン』の2つのモデルの市販化を計画していたが、CAFE基準が引き上げられることで断念する、と発表した。

CAFEは現在のメーカー平均27マイル/ガロン(11.5km/リットル)から35マイル/ガロン(14.8km/リットル)に引き上げる方向で協議が進められている。スポーツカー『カマロ』を来年に復活させる予定のGMでは、CAFE基準に合致するためにはどちらもスポーティモデルである2つのコンセプトを諦める他ない、という結論に達したようだ。シックスティーンに関しては、新型カマロとプラットフォームを共有させる、などの計画も進められていた、という。

GMのボブ・ラッツ会長は自らのポッドキャストで、「CAFE対策として代替燃料、クリーンエネルギーなどに予算をつぎ込む必要が生じた。その結果、ベライトがまず市販化計画から落とされ、シックスティーンも採算の取れるプロジェクトではなくなった」と述べた。

GMではキャデラックの「スーパーセダン」の発売を諦めたわけではない、としているが、現在シックスティーンに替る候補はない。

ドリームカーよりエコカーを、というGMの選択、現状では正しい判断という意見が大半を占めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る