スクールゾーンに進入のクルマ、小学生男児をはねる

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4日朝、埼玉県さいたま市北区内の市道で、交差点を右折進入してきたワゴン車が道路中央部を歩いていた8歳の男児に衝突した。男児は間もなく死亡。警察はクルマを運転していた27歳の男を逮捕した。現場は指定車両以外は通行禁止のスクールゾーンだった。

埼玉県警・大宮署によると、事故が起きたのは4日の午前8時5分ごろ。さいたま市北区宮原4丁目付近の市道で、登校のために道路中央部を歩いていた8歳の男児が、右折進入してきた乗用車にはねられた。

クルマは減速しないまま男児に衝突。男児は近くの病院に収容されたが、クルマに弾き飛ばされた際に頭部を強打したことが原因で間もなく死亡した。警察ではクルマを運転していた27歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

現場はスクールゾーンに指定された市道。指定区間内に駐車場があるなど、警察からの許可を受けたクルマ以外の通行は午前7時30分から8時30分まで禁止されていた。だが、この道路を抜け道として使うドライバーは多く、逮捕された男もその1人だった。警察の調べに対して男は「周辺道路が混んでいたときの抜け道として使っていた。交差点を曲がったら目前に子供がいて(ブレーキが)間に合わなかった」などと話しているという。

《石田真一》

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