運賃を回収しようとしたタクシー運転手を暴行

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大阪府警は4日、大阪府大阪市西淀川区内で、料金支払いを巡ってトラブルとなったタクシー運転手に執拗な暴行を加えたとして、45歳の韓国籍の男を強盗殺人未遂と詐欺の容疑で逮捕した。男は容疑を否認しているという。

大阪府警・捜査1課によると、事件が発生したのは6月17日の午後10時50分ごろ。大阪市西淀川区千舟3丁目付近にあるマンションの住人から「3階通路に血を流した男性が倒れている」という内容の110番通報が寄せられた。男性は全身に執拗な暴行を受けた痕跡があり、近くの病院に収容されたものの、顔面や肩など複数箇所を骨折。頭も強打したことが原因で意識不明の重体となった。

現場となったマンションの前には無人のタクシーが停車しており、後の調べで被害者はこのタクシーを運転していた65歳の男性と判明。料金メーターは3060円を示していて、支払い待ちの状態だった。通報してきたマンションの住人は「ドアを叩く音がした後、激しく口論する声が聞こえた」などと証言。警察では料金支払いを巡るトラブルが暴行事件に発展したとみて捜査を続けていた。

この結果、現場となった3階に居住する韓国籍を持つ男が容疑に関与していた疑いが高くなった。男は事件当日に別のタクシーの料金も踏み倒していたことがわかり、詐欺容疑で逮捕。この際に男は「手持ちがないので部屋に取りに行く」と、運転手に言い残したまま戻って来なかったとみられ、意識不明となった運転手は男が戻った部屋を見つけ、支払いを迫ったことから暴行を受けた可能性が高くなった。

調べに対して逮捕された男は「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。警察では男を厳しく追及。他にも同様の事件を起こしている可能性が高く、余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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