自転車同士が正面衝突、1人が意識不明

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9日夕方、大阪府堺市西区内の区道(地下道)で、走行中の自転車同士が衝突する事故が発生した。双方の自転車は転倒したが、一方の自転車に乗っていた12歳の男子中学生が側壁で頭を強打。意識不明の重体となっている。

大阪府警・堺南署によると、事故が起きたのは9日の午後5時50分ごろ。堺市西区上野芝町1丁目付近のJR阪和線下を通る区道(地下道)で、12歳の中学生2人が乗った自転車と、29歳の男性が乗った自転車が地下道の中央部付近で正面衝突した。

2台の自転車は転倒したが、勢いをつけるために立った状態でペダルを漕いでいた中学生は転倒した際に側壁で頭部を強打。近くの病院に収容されたが意識不明の重体となっている。この自転車に同乗していた別の中学生と、もう一方の自転車に乗っていた男性も打撲などの軽傷を負った。

現場はJR阪和線の下を通る地下道。中央部に向かって急な勾配となっており、本来は自転車を降り、押して歩くことが推奨されている。しかし、多くの人は自転車に乗ったまま地下道を通過。勢いを保ったままで上り坂を通過することから、下り坂部分で故意に加速する人も多いという。

この急勾配が仇となり、双方の姿は中央部付近になるまで視認することができず、意識不明になった中学生は立ち漕ぎをしていたこともあり、対向してくる自転車の発見が遅れたとみられている。

《石田真一》

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