日産、第1四半期決算…実質11%の営業減益

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日産、第1四半期決算…実質11%の営業減益
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日産自動車が24日発表した2008年3月期の第1四半期(4−6月期)決算は、世界販売がプラスに転じたものの、車種構成の悪化などにより、営業利益は前年同期比3.2%減の1484億円となった。

前年度から12月決算の海外法人などの決算期を日産本体と同じ3月期に変更しており、今期業績と同時期に前期の実績を置き直した比較では、営業利益の減益幅は11.7%と、実質2ケタ減益だった。

純利益は過年度分の税金調整によって税額が増えたため、16.2%減(比較時期調整後は23.1%減)の923億円にとどまった。営業利益段階では円安による増益効果が200億円超となったものの、車種構成の悪化や原材料費の上昇が、いずれも為替効果を上回った。

世界販売は日本のマイナスを欧米などでカバーし、5.9%増(時期調整後は3.5%増)の87万5000台だった。通期の業績予想や370万台を計画している世界販売計画は、期初時点から変更せず、据え置いた。

《池原照雄》

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