GM、トラック工場でリストラ

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GMはシボレー『シルバラード』、GMC『シエラ』ピックアップトラックの販売不振から、リストラ実行を余儀なくされたことを明らかにした。

対象となるのはこの2つのモデルを生産しているポンティアック組み立てセンター。GMでは既にこの工場で2004年の時点で3交替シフトのうちの1シフトを廃止し、900人のリストラを実行している。

GMの戦略的なミスは、ガソリン価格の高騰によりピックアップトラックの売り上げが落ちているにもかかわらず2006年にこの2つのモデルの大幅な変更を行い、それに1億6000万ドルという投資を行ったことだ。リモデル後も販売は回復せず、今回のリストラとなった。リストラの対象は500人規模で、その結果2つのモデルの生産量は20%減となる。

専門家の間では、GMの問題点はディーゼルバージョンを提供していないことにあり、それがガソリン価格を気にするユーザーを失う結果になっている、という分析がある。フォード、クライスラーはハイブリッドと同時にディーゼルの導入にも積極的で、今のところピックアップに関して「E85」でしか対応していないGMの苦境は続きそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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