日本精工、エアコン効率を改善する軸受開発…燃費1%改善

自動車 ニューモデル 新型車
日本精工、エアコン効率を改善する軸受開発…燃費1%改善
日本精工、エアコン効率を改善する軸受開発…燃費1%改善 全 1 枚 拡大写真

日本精工は、自動車の燃費1%改善を目標に、自動車用エアコン・コンプレッサ向けスラストニードル軸受で、回転時のトルクを大幅に低減させた軸受の開発に成功した。

従来のスラストニードル軸受に比べ回転時のトルクを約40%低減し、自動車用エアコン・コンプレッサの効率改善に貢献するとしている。

自動車用エアコンは、エンジンの回転力をベルトを介してコンプレッサに伝達して冷媒ガスを圧縮している。地球環境保護やCO2削減の観点から、自動車用エアコン・コンプレッサは重量の軽減、冷却効率の向上、環境対応型冷媒などが進んでいる。

これに伴って軸受の回転時のトルク低減に対するニーズも高まっている。

新製品は、軸受の回転時のトルクを従来品比40%低減に成功した。軸受のころの形状とあわせて保持器ポケット形状を見直し、ころ端面が保持器外径フランジと接触する構造となっている。

この結果、エアコン使用時の自動車の燃費を約1%改善させることが可能となった。今後、新製品で2012年に20億円の売上げを目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る