モーターを組み立てる…中学生EV教室

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モーターを組み立てる…中学生EV教室
モーターを組み立てる…中学生EV教室 全 10 枚 拡大写真

21日、日本EVクラブによる「電気フォーミュラーを作ろう!」の第2回教室が開かれ、電気フォーミュラーカーに搭載するモーターの構造を学び、実際に組み立てた。

【画像全10枚】

実技として、三工機器の加藤良雄さんの指導のもと、電気フォーミュラーカー用のモーターとして、レゾルバー(モーターローターポジションセンサー)、ステーター(界磁巻線)、ローター(回転子)、インバーター(出力制御器)を、組み立てた。

今回使われる、ホンダ『シビックハイブリッド』の「MF5」型モーターは、最高出力20馬力、最大トルク10.5kgm、これを4つ並べて使用する。

ラジコンなどで使われるオーソドックスなモーターは、ケース側に磁石が、回転軸にコイルが巻いてあり、ブラシと呼ばれるスイッチによって極性を切り替えて回転しているが、ハイブリッドや電気自動車では、効率をよくするため、ブラシレスモーターが採用されている。

MF5型も、DCブラシレスモーターで、回転軸に磁石が、回転軸の周りにコイルがあり、スイッチの切り替えで磁石を誘導させて回転している。

回転軸に取り付けるローターは、「ネオジウム」という物質でできた永久磁石を埋め込んだもので、磁力が大変に強いので金属が張り付くとはがれなくなってしまう恐れがあるので、取り扱いには注意が必要。

また、取り付け作業時には、磁石の力が強いため部品にはさまれると指をつぶしてしまうので、作業も慎重に行われた。

手順を守れば安全に作業できるよう考えられてはいるものの、「指をつぶされる」と聞いて「大丈夫?」と心配してしまったのだが、生徒たちはおびえることなく作業していた。

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