【三井住友海上のエコ運転】研究機関で実証を行い、会員の工場に伝達

エコカー 燃費

「エコ整備はオカルトではなく、きちんとした実証データの得られるものです」と、三井住友海上火災・モーターチャネル推進チームの麻喜博人さんは語る。こうした新しい整備方法については、三井住友海上の整備工場系代理店組織である“アドバンスクラブ(AC)”が持つ研究機関で実証を行い、その結果が確認できたものを会員に伝達するという方法を取っているようだ。

この研究機関はASKnet(アスクネット=明日の整備を考える会)というもの。元々は旧三井海上系の代理店業務を行っていた先進的な約40の整備工場によって組織された研究機関。2005年8月に初期の活動目的を達成して解散したが、同年12月に旧住友海上系の整備工場を入れて新組織として再結成された。ASKというのは“明日の整備を考える会”の略称だという。

「エコ整備がその最たるものですが、常に新技術や手法の研究を行っています」と麻喜さん。新しい整備の作業方法についてはAC会員の工場に整備アドバイザーを派遣。技術指導を行うとともに、作業効率化のために情報の蓄積も行う。

「過度にアクセルを踏み込まないといった、運転者の心構えも大切ですが、環境という面ではクルマそのものの整備を適切に進めていた方が効果が大きいと思うのです」とも麻喜さんは言う。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  5. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る