ナビタイムのもうひとつのポイントは、使いやすいメニュー体系など、UI(ユーザーインターフェイス)の部分だ。同社は携帯電話向けナビゲーションサービスの草分けだけあり、“携帯電話の画面とボタン”で使いやすいUIをしっかりと作っている。また、歩行者ナビと助手席ナビ用に作り分けられたナビゲーション画面も見やすく、クルマの中で使っていても、地図や文字が見にくかったり、操作がしにくいと感じることはなかった。“何となく”使い始めてもきちんと使えるあたりは、マニュアルレスが基本の携帯電話向けサービスらしい。
また、NTTドコモのSH904i、P904i、D904iなどモーションセンサーが搭載された一部の機種では、「携帯電話を見たい方向に傾けると地図がスクロールする」という機能を搭載している。例えば、ヘディングアップでナビゲーション中に、ケータイを前に傾けると、地図がするすると進行方向にスクロール。この先の進行方向がパッとわかる、というわけだ。これが慣れると使い勝手がよい。常に手に持って使う携帯ナビならではのユニークなUIである。
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