GPS携帯電話の“基本ツール”として最適
今回のテストはあくまで“クルマで使う”のが中心だったが、ナビタイムは公共交通の乗り換え検索や歩行者ナビゲーションの機能も充実しており、その使い勝手はすこぶるよい。また、電車では最新の運行・遅延情報まであわせて表示されるのは、電車の移動が多い都市部在住者にとってうれしい機能だろう。さらに電車の遅延に巻き込まれた時に、「タクシーに乗り換えたら料金はいくらか。渋滞状況も考慮した所要時間はどのくらいかかるか」という検索もナビタイムなら一発でできる。
実は筆者自身、電車の事故遅延時にナビタイムで代替交通手段とルートを検索して助かったことがある。
現在のGPS携帯電話は、測位精度が飛躍的に向上しており、GPSナビゲーションサービスは十分に実用的だ。その中でもナビタイムは、豊富な情報量、多様な検索・ナビゲーションサービス、使いやすいUIなど、多くの点で優れている。また、「平日は電車・バス利用が中心、休日はクルマでドライブ」といった利用スタイルでも、ナビタイムならひとつでカバーできる。クルマと公共交通のどちらの利用が多くても、ナビタイムは便利に使えるのだ。GPS携帯電話を持っているなら、ナビタイムを“基本ツール”として契約しておいても損はないはずだ。
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