【D視点】リベンジから学んだ…新型メルセデスベンツ Cクラス

自動車 ニューモデル 新型車
【D視点】リベンジから学んだ…新型メルセデスベンツ Cクラス
【D視点】リベンジから学んだ…新型メルセデスベンツ Cクラス 全 15 枚 拡大写真
2
リベンジが課題

『190』シリーズが、メルセデスベンツ初のコンパクトセダンとして鮮烈デビューしたのは1982年(日本に上陸したのは1984年)、早いもので既に四半世紀が経過しようとしている。今や、190シリーズを基礎としたCクラスより更にコンパクトなAクラス、Bクラスが加わって、Cクラスはラインアップの中核として、また、最量販車種として重要な位置にある。

しかし、最大のライバルの後塵を拝している状況は相変わらずで、リベンジは歴代Cクラスの課題であり、新型Cクラスも、この課題から逃れることは出来ない。

先代の小ぶりで風変わりなフロントマスクを捨てて、元祖(190シリーズ)の大きめで普通のクルマらしいフロントマスクに戻ったのも、先代より全長、全幅そしてホイールベースをそれぞれ50mm前後拡大したのも、新たなチャレンジの結果と見ると判りやすい。

ライバルの挑発に乗って、同じスポーティ路線を選択した先代に対して、新型は本来のメルセデスベンツの持つイメージに立ち戻ることを決断した。リベンジにも順と逆との2通り方法があることを、経験から学んだのだ。

メルセデスベンツがクライスラーと合併して、アメリカ的なマーケティングに傾き始めた矢先に、メルセデスベンツ本来のイメージを再選択したのは皮肉にも見えるが、正しい選択の気がする。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《松井孝晏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る