【最新カーナビ徹底ガイド2007夏】インクリメントP MapFanナビークル「クルマのルート案内でケータイNo1目指す」…開発者

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【最新カーナビ徹底ガイド2007夏】インクリメントP MapFanナビークル「クルマのルート案内でケータイNo1目指す」…開発者
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実用性がさらに向上したバージョン2

----:ナビークルでは、アプリの起動直後からGPSが働いて現在地を表示するんですね。他社のGPSアプリでは目的地を設定して初めて現在地を測位するものもありますが、カーナビやPNDでは起動時から現在地を表示するのはあたりまえですよね。御社はやはりカーナビ用の地図を開発してきた会社なんだなあと、実感しました(笑)。

広瀬: GPS測位の速さはこだわったところです。ナビゲーションのアプリを立ち上げるシーンでは、まず今いる場所を知りたいと考えるのが自然ですから、当たり前の機能として用意しておこう、というわけです。

----:GPSが立ち上がってから現在地を表示するまでの時間は、この手のケータイGPSとしては短いですね。また、いったん屋内に入ってからまた外に出たさいの復帰も速い。

広瀬:いかに速く現在地をとるかは、GPSを利用するサービスである以上追求しなければならない点です。測位については端末の性能に負う部分も大きいのですが、アプリの起動直後からGPSを動かしたり、再測位の仕方を工夫するなどして、できるだけ早く現在地を表示できるようにしています。

----:7月25日から提供を開始したバージョン2で追加された機能はどのようなものでしょうか。

広瀬:実際にドライブで使えるところをもっとバージョンアップさせようと思いました。特に高速道路案内の使い勝手ですね。具体的には、SA/PAの施設情報や分岐情報の視認性を高めました。音声案内のタイミングやジャンクションのガイドなど、実際の走りこみで改めて検証しつつ、カーナビで持っているノウハウを盛り込んでいます。料金表示については、ETC割引表示もおこないます。また、経路探索も改良しました。

----:新バージョンでVGAにも対応したということで、従来バージョンでもあったラリービューで表示できる情報量も増え、実用性が高まりましたね。

広瀬:ええ。ケータイの地図はベクターで持っているので、解像度が上がっても同じデータサイズで配信が可能です。VGAの対応に関しては、情報量よりも美しさ・品質感を重視しています。進行上の右左折情報と交差点までの距離を示すラリービューは、今回新たにスキップ機能を加えました。デモ走行を利用している際には、このルートスキップ機能を使うことでルート上の任意のポイントからデモを始められるようになっています。通過予定時刻も案内しますから、ドライブプランを立てるのにも利用できると思います。

----:ここまでデモ走行が実用的になったのは初めてです。地図表示や検索のレスポンスもよくなりましたね。

広瀬:駐車場に着いてから目的地までの徒歩ルートを簡易案内する「ウォークモード」や、「駐車場タイムズ」「三井のリパーク」の満空情報表示なども新機能として追加しました。夏休みに向けて、マイカーやレンタカーに乗る際には利用していただきたい機能ばかりですね。

----:ウォークモードとはどういう機能ですか。

広瀬:例えば、あるお店にルートを引いたとします。カーナビだとそのお店に一番近い道に目的地が設定されてしまいますよね。そこから先の案内はカーナビではしてくれませんが、ウォークモードで対象物との距離と方向を示すことで、目的地までの案内をします。クルマでゴールに着いた後、そのままウォークモードへ移行します。

----:昨年の秋にナビークルをリリースし、今年初めに1.1さらに春には1.2になりました。そして今年の夏には早くもバージョン2へということで、矢継ぎ早の開発ですね。

広瀬:お客様からの要望がいろいろと上がってきているので、それに対応したいという一心です。バージョン2では、私どもとしてとして盛り込みたかった機能追加と、お客様からのフィードバックによる使い勝手向上の両面で、改良をくわえました。

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《レスポンス編集部》

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