2日午後、埼玉県新座市内の市道を走行していた乗用車が、前走する自転車に衝突する事故が起きた。自転車の男性は重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。事故を目撃した対向車の運転者が追跡し、警察に居場所を教えたことから早期に逮捕されている。
埼玉県警・新座署によると、事故が起きたのは2日の午後2時30分ごろ。新座市野火止1丁目付近の市道を走行していた乗用車が前を走る自転車に追突。自転車は押し出されるようにして転倒し、乗っていた66歳の男性が路上に投げ出され、肩の骨などを折る重傷を負った。
クルマは現場から逃走したが、事故の一部始終は対向車を運転していた男性が目撃。この男性はクルマをUターンさせ、逃げるクルマを追跡。現場から250mほど離れた店舗駐車場にクルマが入ったことを確認し、警察に通報した。これを受けた同署員が現場に急行。クルマを運転していた71歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。
調べに対して男は「気が動転した」などと話しているという。警察では自動車運転過失傷害容疑でも調べを進める方針だ。