7日未明、奈良県奈良市内の国道25号(通称:名阪国道)下り線で立ち往生していたタクシーに対し、後ろから来た大型トラックが衝突する事故が起きた。タクシーは大破、運転していた59歳の男性が死亡している。
奈良県警・高速隊によると、事故が起きたのは7日の午前0時50分ごろ。奈良市米谷町付近の国道25号下り線で、第2車線(追越車線)を塞ぐように横向きで立ち往生していたタクシーに対し、後ろから走ってきた大型トラックが衝突した。
衝突によってタクシーは大破。運転していた59歳の男性は近くの病院に収容されたが、全身強打で間もなく死亡した。警察では大型トラックを運転していた46歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。
現場は片側2車線の緩やかなカーブ。調べに対して男は「ブレーキを踏んだが間に合わなかった」と供述している。当時の現場は小雨で、タクシーは濡れた路面でスリップしたものとみられている。