ボルボ『C30』のエクステリアデザインは、フロントエンドこそ『S40』や『V50』の雰囲気を踏襲しているが、サイドからリヤにかけては、どのクルマにも似ていないオリジナリティ溢れるデザインが採用されている。
キャビンは後方になるにつれてルーフが大きく絞り込まれ、リヤフェンダーのショルダー部分が強調されている。したがって真後ろから見ると、非常にキャビンが小さく見える不思議なデザインになっているのだ。
リヤビューでは人目を惹き付けるガラスハッチが採用されており、瞬時にC30とわかるインパクトのあるデザインを作り上げている。
ボルボ・カーズ・ジャパン マーケット企画部 岡田勝也さんは「C30はボルボの中でも非常に表情豊かなクルマです。じつはフロントまわりのデザインも、S40に似ていますがヘッドライトやバンパーはC30専用にデザインされています」
「1970年代に販売されていた『P1800ES』を彷彿とさせる特徴的なリヤビューや、ボリューム感のあるサイドからの眺めも、C30の大きなセールスポイントになってくれるはずです」という。
確かにこのエクステリアはボルボらしい質感の高さと、遊び心が上手く融合されている。好みの分かれるスタイルではあると思うが、ハマる人にはベタ惚れになりそうなクールなデザインだ。